腰痛関連

腰痛予防には体幹トレーニング!本当の役割とは?

体幹トレーニングは「インナーマッスル」だけではない!

「体幹トレーニング」と聞くと、 インナーマッスル(深層筋)を鍛えるもの というイメージを持つ方が多いでしょう。

しかし、実際にはそれだけでなく、 体の使い方や姿勢、筋肉の機能を向上させる ためのトレーニングでもあります。

体幹をバランスよく鍛えることで、 姿勢が整い、動作が安定し、腰痛の予防やパフォーマンス向上につながる のです。

今回は、体幹の重要性と、効果的なトレーニング方法について詳しく解説します。

体幹は全方向から支える「安定の要」

そもそも体幹とは?

体幹とは、 腹部・背中・腰回りを含む胴体部分の筋肉全体 のことを指します。単なる「腹筋」や「背筋」だけではなく、 前後左右上下の全方向にわたる筋肉 をバランスよく鍛えることが大切です。

もしどこかの筋肉が弱いと、その部分から力が抜けてしまい、姿勢が崩れたり、腰痛の原因になったりします。

ここで、ペットボトルをイメージしてください。

  • キャップを閉めたペットボトルは潰れにくい → 体幹が安定している状態
  • キャップをしていないペットボトルは潰れやすい → 体幹が不安定な状態

つまり、 体幹をしっかり鍛えることで「キャップを閉めたペットボトル」のように、力が抜けにくい体を作る ことが重要なのです。

体幹トレーニングで全方向を鍛えよう!

体幹を鍛える際は、 前後左右上下のすべてを意識してトレーニングを行う ことが大切です。エクササイズの種類はたくさんありますが、ここでは代表的な体幹エクササイズを紹介します。

① 前側(腹筋群):ドローイング、プランク、クランチ

  • ドローイング:お腹をへこませながら深い呼吸をすることで、インナーマッスルを鍛える。
  • プランク:腕立て伏せの姿勢をキープすることで、腹筋全体を強化。
  • クランチ:仰向けになり、腹筋を縮める動作で鍛える。

② 後側(背筋群):ヒップブリッジ

  • ヒップブリッジ:仰向けで膝を立て、お尻を持ち上げることで、背筋やお尻の筋肉を強化。

③ 左右(体側の筋肉):サイドブリッジ

  • サイドブリッジ:横向きに寝て、肘をつきながら腰を持ち上げ、体の横の筋肉を鍛える。

④ 上下(横隔膜・骨盤底筋群):呼吸トレーニング・骨盤底筋エクササイズ

  • 呼吸トレーニング:腹式呼吸を意識し、横隔膜を鍛える。
  • 骨盤底筋エクササイズ:「お尻を締める」ような感覚で、骨盤周りの筋肉を鍛える。

→ これらをバランスよく取り入れることで、全身の安定性が向上します。そして体幹の安定後、腰への負担を軽減してくれます。

全方向から体幹を鍛え、腰痛予防をしよう!

体幹トレーニングは、 単にインナーマッスルを鍛えるだけでなく、姿勢や体の使い方を改善し、腰痛予防に大きく貢献 します。

特に、 前後左右上下のすべての筋肉をバランスよく鍛えることが重要 です。弱い部分があると、そこから力が抜けてしまい、姿勢が崩れる原因になります。

だから特定の種目だけでなく、全方位から体幹を鍛えて、力が抜けにくい体を作りましょう!

今日から少しずつ、体幹トレーニングを取り入れてみてください!