ランニングエコノミーとは?
ランニングエコノミーという言葉を聞いたことがありますか?
これは、限られた体力をより効率的に使い、マラソンや長距離走のタイムを向上させるための指標です。エネルギー消費を抑えながら速く走るために、フォームの改善や筋力強化が重要視されます。
しかし、このランニングエコノミーを意識しすぎると、思わぬトラブルを引き起こしてしまう可能性があります。その代表例が「ランナー膝」です。
私や数名の仲間の体験談になります。

ランニングエコノミーを意識しすぎるとランナー膝になる?
私自身、ランニングエコノミーを意識するあまり、動きが小さくなりすぎてしまい、足だけで走ろうとするフォームになってしまったことがあります。
その結果、膝に過剰な負担がかかり、「ランナー膝(腸脛靭帯炎)」を発症してしまいました。
ランナー膝は、膝の外側に痛みが出る症状で、多くのランナーが経験するケガの一つです。特に、足の筋肉だけで走ろうとすると、膝への負担が増えてしまった事が予測されます。
ランナー膝を克服できた方法
では、どうすればランナー膝を防ぎ、改善できるのでしょうか?
私が実際に試して効果があったのは、「足だけで走る」ことをやめることでした。
全身を使って走ることで、膝や足への負担を分散できるようになったのです。具体的に行ったことは、以下の3つです。
① お尻やもも裏のケアを徹底する
ランナー膝の原因の一つに、お尻(大臀筋)やもも裏(ハムストリングス)の筋力低下や柔軟性不足があります。そこで、ストレッチや筋膜リリースを取り入れ、筋肉のバランスを整えました。
② 正しい姿勢で走る
背筋を伸ばし、骨盤を立てることで、前傾姿勢を意識しすぎず、自然なフォームで走れるようになりました。これにより、膝への衝撃を減らすことができました。
③ 腕をしっかり振る
腕の振りを意識することで、下半身だけでなく、上半身の力も使えるようになりました。結果的に、脚だけに頼らない走りができるようになり、膝の負担が軽減されました。
まとめ
ランニングエコノミーを意識することは大切ですが、足だけに頼った走り方になってしまうと、膝への負担が増え、ランナー膝を引き起こす可能性があります。
もしあなたがランナー膝で悩んでいるなら、次のポイントを見直してみてください。
- お尻やもも裏のケアをする(ストレッチ・筋膜リリース)
- 正しい姿勢で走る(骨盤を立てる・前傾しすぎない)
- 腕の振りを意識する(全身を使って走る)
これらを実践すれば、ランナー膝の改善だけでなく、より効率的なランニングフォームを手に入れることができます。
無理のない範囲で、ぜひ試してみてください!