結論:動ける体には「セルフメンテナンス」が不可欠
腰痛をはじめとした体の痛みを改善するためには、他人任せではなく、自分で自分の体をメンテナンスする意識が重要です。
いくらプロの手を借りても、最終的に日常生活で「動ける体」を維持できるかどうかは、あなた自身の取り組みにかかっています。
理由:他人任せでは本当の解決にならない
診療放射線技師としてスポーツ整形外科に勤務し、高校サッカー部のトレーナーとして多くの方と接する中で、「人に動かしてもらって動けるようになるが、自分では同じ動きができない」というケースをよく目にします。
これは、関節などの「stability(安定性)」と「mobility(可動性)」のバランスが整っていないことが原因です。
たとえば、ストレッチやマッサージで他人に可動域を広げてもらったとしても、その動きを自分の力できなければ意味がありません。
日常生活で他人に体を動かしてもらう機会はありません。だから結局、自分の体を自分で動かせることが最も重要だと考えます。
具体例:自分で動ける体を作るためのアプローチ
では、どのようにして「自分で動ける体」を作ればいいのでしょうか?
以下のようなアプローチが効果的です:
- セルフケアを習慣にする
日々のストレッチや軽い運動を取り入れることで、stabilityとmobilityのバランスを整えましょう。腰痛改善には、骨盤周りや股関節の可動性を高めるエクササイズが特に有効です。 - 姿勢を意識する
デスクワークや立ち仕事など、同じ姿勢を長時間続ける場合には、こまめに体を動かす工夫をしてください。肩甲骨を意識して、正しい姿勢を保つだけでも腰への負担が軽減します。 - 小さな目標を設定する
いきなりハードな運動をすると、痛みの原因になってしまうことがあります。だから少しずつ、最初は「今日は1分ストレッチをする」「エスカレーターを使わない」など、達成しやすい目標を設定し、自分のペースで続けることが大切です。
提言:やる気が改善への第一歩
最終的に、痛みを改善し「動ける体」を手に入れるためには、あなた自身の「やる気」が最も重要です。
病院、整体、鍼灸、ヨガピやラティスなど、痛みを改善予防するための、サポートやアドバイスを受けることは大切だと思います。でも限られた時間だけ、他人任せでやってもらうでけでは、何も改善しないと思います。得た知識や方法を実践し、自身のモノにしましょう。
そして「他人任せではなく、自分で動ける体になる」という意識を持つことで、日常生活のパフォーマンスを上げましょう。そして「動ける体」を目指し、まずは一歩を踏み出してみましょう。