「何を」するかではなく、「どう」行うかが重要

腰痛を改善するためには、筋トレでもヨガでもピラティスでも構いませんが、最も重要なのは「どのように行うか」です。
自分の体の使い方や癖を見直しながら適切に取り組むことが、痛みを根本から解消する近道です。
姿勢や体の使い方が重要
腰痛の原因は人それぞれ異なりますが、多くの場合、姿勢や体の使い方が大きく影響しています。
筋力不足や柔軟性の欠如が原因であれば、それを補うトレーニングやストレッチが必要です。しかし、ただ闇雲に行っても逆効果になることがあります。
例えば、誤ったフォームで筋トレをすると、負荷が腰に集中してさらに痛みを悪化させてしまうケースもあります。
また、ヨガやピラティスのような体を柔らかくする運動も、無理な体制を取ろうとすると、かえって体に負担をかけてしまいます。
痛みを改善するためには、単に「何をやるか」だけでなく、「どう行うか」を重視する必要があります。
マラソンが改善に役立った経験

ここで、私自身の経験をご紹介します。
体型が気になり始めた頃、近所をランニングするようになりました。最初は1キロ程度でしたが、続けるうちに距離が伸び、最終的にはフルマラソンに参加するほどになりました。
ランニングを始めて間もなく、腰痛が完全になくなったことを覚えています。運動不足の解消や、全身運動による効果だと感じました。
しかし、2021年には練習のし過ぎで椎間板ヘルニアを発症してしまいました。
また、コロナ禍でマラソン大会が相次いで中止になり、徐々に走ることをやめてしまいました。
すると2023年、私はぎっくり腰を繰り返しました。走ることで腰痛を克服出来た成功体験があったので、近所をランニングしたりもしました。
しかしこの時は、改善するばかりか、腰痛を悪化させてしまう結果になりました。これは完全に柔軟性不足と体の使い方が悪かったと反省しております。
同じ運動でも結果が変わる理由
このように、同じ運動を行っても、良い結果が得られる場合と、逆に痛みを悪化させる場合があります。重要なのは「どのように行うか」という点です。
腰痛改善に役立つ運動はたくさんありますが、どの方法を選んでも「やり方」が最も重要です。
まずは、自分の体の使い方や癖を見直し、正しいフォームと負荷で運動を行うことを意識してください。
迷ったときは、専門家のアドバイスを受けながら、自分に合った方法を見つけていくことが成功への鍵です。
腰痛を根本から改善するためには、適切な体の動かし方を身につけることが最優先です。焦らずに自分の体と向き合いながら、痛みのない快適な生活を目指しましょう。