
疲労を甘く見ると、パフォーマンスが落ちる
「なんか身体が重い」「集中力が続かない」「最近、怪我が増えた気がする」
そんなとき、見過ごしてはいけないのが「疲労」です。
疲労が蓄積すると、筋肉や関節の働きが悪くなり、パフォーマンスが落ちるだけでなく、怪我のリスクも高まります。だからこそ、日々のリカバリーがとても重要です。
今回は、疲労とはそもそも何か?そして、疲労を回復させるための具体的な方法についてお伝えします。
疲労って一体何?
私たちの身体は、運動や日常生活のストレスによって「疲労物質」がたまっていきます。代表的なものとして、
- 乳酸
- アミノ酸の代謝物
- 活性酸素
が挙げられます。
乳酸やアミノ酸の代謝物は、筋肉のエネルギー代謝の過程で発生し、これらが体内に残っているとだるさや筋肉の張りが生じます。
また、活性酸素は細胞を酸化させ、老化や炎症の原因にもなります。
これらの物質は、できるだけ早く体外へ排出し、活性酸素にはしっかりと対応することが、質の高い回復とパフォーマンス維持に直結します。
疲労を回復させる3つの方法
1. 睡眠
最も効果的な回復方法は、やはり「睡眠」です。
深い眠りの中で、成長ホルモンが分泌され、筋肉や神経が修復されます。寝る前のスマホやカフェインは避け、質の高い睡眠を意識しましょう。
2. 食事
運動後は、エネルギー源となる炭水化物、筋肉の材料となるたんぱく質、そして抗酸化作用のあるビタミン(特にビタミンCやE)をしっかり摂ることが大切です。
疲労物質の代謝を促すためにも、バランスの取れた食事を心がけましょう。
3. 軽い運動(アクティブリカバリー)
意外に思われるかもしれませんが、軽いジョギングやストレッチなどの「軽い運動」は、血流を促進し、疲労物質の排出を助けてくれます。
完全な休養よりも、身体を“ほどよく”動かすことが、より効率的な回復につながることも多いです。
疲労回復こそ、日々のパフォーマンスを支える
「頑張った分だけ回復する」
このサイクルを作ることが、スポーツでも仕事でも、日々のパフォーマンスを支える土台になります。
疲労を感じたら我慢せず、自分の身体をケアする時間をしっかりと取ってみてくださいね。