信頼できる人がいることは、安心と最良の治療への近道

人生において「良い人に出会えるかどうか」は、人生を大きく変えるきっかけになると言っても大袈裟ではないでしょう。
医療現場でも同様です。治療の質や回復の早さに大きく関わります。
診療放射線技師としてスポーツ整形外科に勤務し、高校サッカー部のトレーナーとして選手たちのケアに携わる中で、特にその重要性を実感しています。
病気や怪我など困ったとき、信頼できる医師や医療従事者とつながっていることは、何よりの安心材料です。
適切な診断や治療を受けるためにも、良い人脈を築くことが非常に大切だと考えます。
同じ症状でも判断や治療方針が異なることがある
現場で働く中で強く感じるのは、同じ怪我や病気、同じ画像検査の結果であっても、診断や治療方針が医師や医療機関によって異なることがあるという点です。
例えば、以下のような選択が挙げられます。
- 固定をするかしないか
- 手術をするかしないか
- リハビリを行うか行わないか
このように、医師の経験や考え方、得意分野によって判断が分かれることは珍しくありません。
そのため、自分にとって最善の治療を受けるためには、信頼できる医師や医療従事者に出会うことが欠かせません。
人脈が治療の質を左右する
具体例1 捻挫
高校生のサッカー選手が足首を捻挫した際、ある病院では「2ヶ月間安静に」とギプス固定を2ヶ月したそうです。
その怪我の仕方、状態などから、2ヶ月の固定は長過ぎると感じておりました。
高校サッカーは出来る期間が限られています。だから2ヶ月間固定し、その後復帰することを考えると長期間離脱する事になります。
具体例2 腰椎分離症
腰が痛くて、とある病院に行きました。そこではレントゲンだけ撮影し、異常ないから運動するようにと言われたそうです。
高校生が毎日部活をしているのに、運動不足との判断は如何なものかと思いました。
案の定、MRI検査をしたら、早期の腰椎分離症でした。2ヶ月間、痛みをとることと運動療法を行い復帰した例もあります。
良い人に出会えるかが、あなたの未来を変える
このように同じ診断などでも、治療の質や回復の早さに大きく変わります。結果的に治れば良いかもしれませんが、初動で変わる場合も多々あります。
だから医療現場で感じることは、信頼できる人との出会いが人生を大きく左右するということです。
自分にとって納得のいくベストな選択をするためにも、そのような方と出会えたら安心です。