
はじめに
サッカー部のトレーナーをしていて感じることがあります。
それは「怪我を100%予防することは不可能」という現実です。
しかし、すべてが避けられないわけではありません。特に接触プレーを伴わない「痛み」は、予防や対策次第で軽減できるケースが多くあります。
理由
実際、高校生といえども体は無限ではありません。若さに任せて高強度なトレーニングを続けても、睡眠と食事だけでは回復が追いつかないことが多いです。
ケアをしていても、疲労が蓄積し、痛みを抱えながら練習を続けている選手も少なくありません。
その結果、本来のパフォーマンスが発揮できないだけでなく、痛みが悪化して長期離脱に繋がるケースもあります。
「なぜ痛みが出ているのか」には必ず理由があります。
具体例
私が重要だと考えるのは以下の3点です:
1. 体が良い状態であること
柔軟性が低下していたり、筋肉が過剰に緊張していたりすると、身体のバランスが崩れやすくなります。日々のストレッチやコンディショニングで、常に良い状態を保つことが基本です。
2. 体の使い方が上手であること
胸椎や股関節といった「動くべき関節」がきちんと機能していないと、無理な動きで別の部位に負担がかかります。動作の見直しと適切なトレーニングで、身体の動きを効率よく改善しましょう。
3. 体幹が安定していること
プレー中の身体のブレは、怪我のリスクを高めるだけでなく、パフォーマンスも低下させます。体幹をしっかりと鍛え、安定した姿勢と動作を意識することが重要です。
結論
痛みを抱えながらのプレーは、選手自身にとっても、チームにとっても大きな損失です。
大切なのは「予防と対策」だと考えます。
体の状態を確認しつつ、姿勢や動作を見直し、状態を整えることが、長くスポーツを楽しむための第一歩だと私は考えています。