私自身、腰の調子が良いなと感じる時は、足が地面を掴んでいる感覚があります。つまり重心の位置ということになります。
ここでは腰痛のタイプと重心の位置について、その一般的な対策をご紹介します。ただしこれで全てが解決できるわけでなないので、ご了承ください。
またここでは側屈(横に曲げるような動作)・回旋(捻るような動作)は割愛します。
腰痛の原因は「前屈痛」か「後屈痛」に分かれる

腰痛に悩む人は多いですが、その原因はさまざまです。
腰椎の基本的な動作である「前屈(前に曲げる動作)」と「後屈(後ろに反らせる動作)」のどちらで痛みが出るかによって、原因や対策が異なります。
もし腰痛で困っていて、前屈か後屈かのどちらかで痛みを感じるなら、対策が打てるかもしれません。
前屈痛と後屈痛では、痛みの原因が異なる
① 前屈で痛みが出る場合
前屈したときに腰が痛む人は、比較的 男性に多い 傾向があります。私もこのタイプです。
一般的に原因として考えられることは、もも裏(ハムストリングス)やお尻の柔軟性低下です。柔軟性が低下しているので、骨盤が後傾しやすくなり、腰に負担がかかりやすくなってしまいます。
また骨盤が後傾してしまうので、無意識に重心がかかと側にかかりやすいです。
このタイプの人は、まずはもも裏やお尻のストレッチを試してみる事をおすすめします。
② 後屈で痛みが出る場合
後屈したときに腰が痛む人は、比較的 女性に多い 傾向があります。特に 反り腰 の方によく見られます。
原因として考えられること:
- もも前(大腿四頭筋)や股関節の付け根(腸腰筋)が硬い
→ 姿勢を保つために、腰を反らせてしまうため負担が大きくなる - 腹筋やもも裏の筋力低下
→ 姿勢を支える力が弱まり、腰を過度に反ってしまう - つま先重心
→ ハイヒールをよく履く人、妊婦さんなどはつま先重心になりやすく、バランスをとるために腰にそってしまい負担がかかる
このタイプの人は、もも前や股関節のストレッチ、腹筋の強化トレーニング がおすすめです。
まとめ:痛みのタイプを知り、正しく対処しよう!
腰痛を改善するには、自分が「前屈痛タイプ」なのか「後屈痛タイプ」なのかを知ること で対策が異なってきます。
前屈痛タイプ(男性に多い) → もも裏・お尻の柔軟性を高める
後屈痛タイプ(女性に多い) → もも前・股関節のストレッチ、腹筋を鍛える
腰痛のタイプを知り、適切なストレッチやトレーニングを取り入れることで、痛みを軽減できることが期待出来ます。
「どんな動きで痛むのか?」をチェックして、あなたの腰痛タイプに合った対策を始めてみましょう!